和歌山県民に求められる栄養士会として
公益社団法人和歌山県栄養士会
会長 川村 雅夫
会員の皆様におかれましては、ますますご健勝のこととお慶び申し上げます。
また平素は、栄養士会の事業や活動に対しまして、格別のご支援、ご協力を賜り厚くお礼申し上げます。
昨今、異常気象に加え、食材やエネルギーの高騰により、給食・栄養業務を支えている皆様には大変ご苦労の多い日々が続いており、日夜奮闘されている皆様に心より敬意を表します。
大変遅くなりましたが令和7年度第13回定時総会において滞りなく議事が進みましたのでご報告し、お礼申し上げます。
今年度は役員改選の年でもあり、私ごと引き続き代表理事会長として2年間の大役を仰せつかることとなりました。また、役員改選にあたり理事20名、監事2名の内、理事15名が引き続き会の運営を担っていくこととなり、大変心強く、会発展のため邁進していきたいと考えておりますので、よろしくお願いします。
さて、昨年度の事業収支についてご説明させて頂きますと、収入 7,692,647円に対し、支出 7,936,943円で、-244,296円となりました。また、令和7年度の収入 6,820,500円に対し、事業経費を 7,093,000円と見込み、-272,500円となっております。そのような中で、会員減や物価高騰等の影響もあり、通常経費でのやりくりが厳しい状況で、今年度も公益事業に対しては8月補正を理事会に諮り、会の運営を図っていくと説明させて頂きましたので、会員の皆様にはご理解ご協力をお願いします。なお、補正の詳細につきましては昨年同様、審議結果を当会ホームページにてご報告させて頂きます。
次に、公益社団法人和歌山県栄養士会活動方針についてご説明させて頂きます。
別紙にある(今年度総会資料では24ページ)この活動方針は、今年度第1回理事会において諮ったもので、当会定款の第3条及び第4条に定められていることを活動方針とし、栄養士会が行う活動を分かりやすくしたものです。また、災害支援については、令和6年3月に和歌山県と「災害時における栄養・食生活支援活動に係る協定書」を締結したことにより、当会のJDA-DAT和歌山の組織強化として、県や市町村、関係団体との連携強化を図ることが重要となり、活動方針に明記したものです。
1 私たち栄養士会は和歌山県民の「健康づくり」「栄養改善」に寄与します。
2 災害発生等非常事態に備え「JDA-DAT和歌山」の活動を強化します。
大きくこの2つを活動方針に掲げ、県及び市町村、各団体との連携強化を図りながら県民の「健康づくり」「栄養改善」「災害時における栄養的支援」が効率よく行われるようにしていきたいと考えています。
そのほか、令和6年度から実施しております特定給食施設講習会は栄養士・管理栄養士に好評を博しており、引き続き実施してまいります。また、「わかやま子ども食育応援隊」令和7年度総会にあたりご挨拶による食育事業においても、行政機関や他団体から大変評価されており、当初の計画通り令和7年は紀南、令和8年は紀北と順次進めて行きたいと考えています。
最後になりましたが、当会は会費で運営をしています。
組織強化を図り、栄養士会の目的を達成していくには、会員増なくしてなり得ません。特定給食施設講習会並びに、健康づくりや栄養改善事業を通じて、多くの仲間をつくってまいりたいと考えていますので、会員の皆様には職場や部会、各地域で仲間をつくり、会員増にご協力をお願いします。また、会員でない皆様も和歌山県の未来づくりのためお力をお貸し頂きたくお願いします。
和歌山県民に求められる栄養士会として、活動ができるよう公益社団法人和歌山県栄養士会会員の皆様には引き続きご協力をお願い申し上げます。
令和7年7月末日